せっかく釣ったカワハギ、美味しく食べたいですよね?
でも持ち帰ったら血が回っていた・・・という経験はありませんか。
そこで今回はカワハギの血抜き・締め方及び持ち帰り方をまとめてみようと思います。
カワハギはどうやって持ち帰る?
今回はカワハギに絞り、持ち帰り方をまとめます。
が、他の魚にも流用することができるため是非参考にしてみてください。
これを実践していただければ、失敗確率がガクッと下がると思います!
カワハギに血抜きは必要か
そもそも、カワハギに血抜きって必要でしょうか?
ささきは必要だと思っています。
上記はイサキをこれから記載する血抜き方法で血抜きし捌いたものです。
身を見ていただければ一目瞭然ですが、圧倒的に白く血が回っていないことが分かります。
これと同じことが肝にも言えます。
血抜きをすれば、白っぽく綺麗な肝になり味も濃厚になると思っています。
持ち帰り方をステップごとにまとめ
では実際に持ち帰り方をステップごとにまとめてみます。
難しい手順は一切ないので、是非参考にしてみてください。
STEP1.海水氷を作る
持ち帰りの大切なことは、しっかり冷やすことです。
血抜き等がうまくいっても冷やさないと魚がダメになってしまいますからね。
そこで、氷をもらったら海水を魚全体が浸かるほどクーラーに入れておきます。
真水だと浸透圧の差で魚のみがブヨブヨになります。
必ず海水氷にしましょう。
STEP2.血抜きをする
実際に魚が釣れたら血抜きをします。
血抜きの目的は、生きているうちに血管を傷つけ、心臓のポンプ作用で体内の血液を放出させることです。
まずは刃先が入る程度にエラ部分を広げます。
そのうえで、エラを傷つけます。
2枚ほどを切断すればしっかり血が出てきます。
かわいそうだと思われますが、美味しくいただくためにはこうするのがベストだと考えます。
動画のようにするだけで完了です。
中骨を切断する必要も、ナイフで大きくエラから下を切り落とす必要もありません。
こんなはさみがオススメです。
切開後、バケツの中で泳がせます。
だいたい、15~20分ほどしたら血抜き完了です。
まとめて血抜きする際、手を濡らさず魚を掴みたいです。
動画にもあるように魚ツカミをバケツのふちに引っ掛けておきます。
ワンポイントアドバイス:エア抜きをすべし
血抜きの際はエア抜きをしましょう。
このように、腹を上にしてしまったカワハギは弱るのが早く、血の抜けが弱い感覚を持ちます。
そのためエア抜きをし、しっかり泳げる状態にしたうえで血抜きをすると綺麗に抜けます。
またエア抜きをしていれば最後に、必要分に絞ってキープすることができます。
水循環のある船では、釣れたらエア抜きだけしておきます。
釣行終わりに、必要分だけ血抜きしています。
エア抜きは以下の記事を参考にしてみてください。
STEP3.クーラーボックスに入れる
血抜きができたらクーラーボックスに入れましょう。
しっかり冷えた海水氷に魚体全体が浸かるようにしましょう。
カワハギのクーラーボックスについては以下にまとめております。
STEP4.お持ち帰り
あとはお持ち帰りするだけです。
しっかり魚体が冷えていれば、中の海水は抜いていただいてOKです。
注意点として、海水が血などで汚れたから新しい海水に入れ替える、ということはしないよう注意ください。
魚体を冷やすことが目的なのに、ぬるい海水を入れてしまってはいけません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
このように持ち帰ることで美味しく食べることができます。
持ち帰り方は人それぞれだと思います。
中には血抜きしないほうがいいという方、神経締めをされる方様々です。
あくまでささきがやっている方法として皆さん見ていただければ幸いです。
ありがとうございました。
カワハギの他の記事については以下もどうぞ!