さて、やはり釣り方に敷居の高さを感じるのがコマセマダイ(以下:コマセ省略)ですよね。
まず1枚を釣るための釣り方をまとめてみます。
コマセマダイ釣りって難しい?
結論、乗っ込み時期(3~5月頃)のマダイにおいては、基本を確実に実践することで顔を見ることは可能だと思っています。

現にマダイ初心者のささきも、基本を忠実に実施することでコンスタントに顔を見ることができています。
まず道具について、という方は以下の記事をご覧ください!
絶対守ること~指示棚厳守~
釣り方を書く前に、マダイ釣りにおいて絶対守らないといけないことがあります。
それは指示棚です。
船長さんが指示したタナ=指示棚より絶対ビシを下げないようにしましょう。
※コマセ振りと落とし込みは例外です。なおこの2つも船宿さんによってはやり方がありますので要確認です。
一義丸さんのインスタでも記載がある通り、マダイは警戒心が強いです。
特に乗っ込み時期は極端な話、ビシ1つ分下がっているだけで船下にマダイが入ってこないこともあります。
そのため、必ず道糸のラインマーカーでタナを取るようにしましょう。
電動の液晶モニタでは誤差が生じるので必ずラインマーカーでタナ取りをお願いします。

マダイ釣りは船全体でのチームプレーです!
マダイ釣り、一連の流れ
指示棚厳守の大切さはご理解いただけたでしょうか。
それでは実際の釣り方をまとめます。
なお、以下はささきのホームである松輪江奈港・瀬戸丸さんでの実施スタイルです。
船宿さん・エリアによってはやり方が異なるので、必ず事前・当日確認をお願いします。
指示棚-5m程度でコマセを振る
既述の通り、指示棚は厳守のためなるべく指示棚より下がっている状態を短くしたいです。
指示棚より5mほど落とし1回、4mで1回、3mで1回など3回程度に分けコマセを振ります。
指示棚に戻す
コマセを振った後は指示棚に戻します。
指示棚は厳守と書きましたが上にあげる分には構いません。(あげすぎも厳禁ですが・・)
特に朝イチはコマセに釣られてタイも上ずるため、指示棚+2程度で待ちます。
仕掛けが馴染むまで2,30秒待つ
マダイ釣りの仕掛けは10~12mと全長が長いです。
コマセを振り終わってすぐは仕掛けが潮になじんでいない状態のため、2,30秒ほど指示棚に戻してから待ちます。
誘い
馴染んだ後はいよいよ誘いです。
以下はあくまでささきの考えですので、参考程度にしてください。
誘い①:落とし込み
マダイ釣りの誘いのスタンダードは落とし込みです。
付けエサが上からふわっと落ちてくると、たまらずタイが口を使うイメージです。
瀬戸丸さんは指示棚-1,2m程度までなら落とし込んでOKのため指示棚+2m程度から-1m程度まで落とし込みます。
落とし込み方は色々です。
ドラグを効かせズルズル落とす、手持ちでゆっくり落とす、スピードクラッチを使い一気に落とす、、、
落とす幅も50㎝や1m、じわじわなど様々です。
こればっかりはマダイの気分によると思うので色々試してみてください。
誘い②:誘い上げ
基本は落とし込みですが、誘い上げも有効になる場面も。
50cm、1mなど、下から持ち上げます。
イメージは付けエサが逃げる感じ?
あくまでイメージです(笑)
これは誘い上げがバッチリ決まった時。
持ち上げたときにリアクションで食ってくれるんでしょうね~
誘い③:置き竿
これを誘いに入れるのはどうなんだ?と思われますが、実際効果あります。
特に乗っ込み時期は仕掛けを動かしすぎると警戒されたり、ゲストが多いとリアクションで口を使ってしまうため、置き竿で静かに誘うも効果的です。
スタイルは人それぞれ!
以上が基本の誘いになります。
スタイルによっては置き竿メイン・手持ちメインと分かれるところです。
なおささきは待つのが苦手なので、手持ちでガンガン誘ってしまいます。
探見丸は超有用!
なお誘いをするにしても基準が必要です。
船長さんのアナウンスももちろんですが、探見丸があるとより攻めている感じがあってマダイ釣りが楽しくなりますよ!

手返し~5分以内を目安に~
アタリがなくてもコマセの詰め替え、付けエサの確認で5分に1回は手返ししましょう。
仕掛けの性質上、エサ取りに気づきにくく、餌がない状態で何分も入れておくのはもったいないです。
朝イチは3分程度、朝イチ以後も5分を目安に打ち返し、エサ取りが多いようなら更に短くする感じです。
なおコマセの撒きすぎは厳禁のため、詰める量はビシ半分~1/3くらいでOKです。
目安は、1日でコマセブロックを半分~2/3を使うくらいです。
アタリ~やり取り
アタリは明確に分かります。
当たったらしっかりフッキングを入れましょう。
もちろん初動で走っているときのフッキングはNG、カウンターになってハリスが飛んでしまう恐れがあります。

やり取りはドラグを効かせて、竿のタメで上げてくるようにしましょう。
無理に引っ張ると中大型は簡単にバレてしまいます。
くれぐれもドラグを使って丁寧にやり取りしましょう。
取り込み
取り込みは、動画にもある通り
キーパーに掛ける→ビシ取り込む→ハリス手繰る
でOKです。
弛めず慌てず取りこむことを意識しましょう。
気負わず楽しみましょう!

以上が一連のマダイ釣りの流れです。
既述の通り基本を忠実に実施すれば、顔を見ることはできると思っています。
是非気持ちいい1枚を釣ってみてください!