直結・直ブラともに市販を買うといいお値段がしますよね。
また自身の腕の幅に合った枝間の仕掛けを作りたい・オリジナルな長さにしたい、となるとどうしても自作せざるを得ません。
今回はマルイカの仕掛け、自作方法をまとめてみます。
意外と簡単なマルイカ仕掛け
マルイカの自作仕掛けは実は慣れてしまえば短時間で作ることができます。
むしろ自分に合った枝間にできるためオススメです。
直結・直ブラなど仕掛けそのものについては以下をご覧ください。
とても大切!仕掛けの間隔=枝間は何センチがいいの?
自作するにあたり、一番大切なのはスッテとスッテの間隔=枝間を決めることです。
取り込みバラシを起こしてしまう原因の一つに、自分に合った間合いでない枝間のため、手繰りがうまくいかないことがあります。
ささき的決め方のオススメは、自身の取り込みのしやすい長さにすることです。
写真のように赤線部分の長さにすると、一連の取り込みの流れがスムーズにいくと考えています。
なおささきの場合は120㎝が基準となっています。
もちろん、浅場になれば80㎝も使いますし、タナが広くいる場合は1ヒロも使います。
あくまで120㎝は基準として考えています。
必要な小物はなに?
自作するにあたって必要な小物を紹介します。
小物は知ってるよ、という方は
・直結仕掛けはコチラ
・直ブラ仕掛けはコチラ
をクリックいただけると該当見出しにジャンプします。
小物について、選び方などまとめます。
幹糸
標準的には5号クラスを使います。
ただ、ささきはリーダー(4号)との兼ね合い、およびカワハギと同じハリスを使うため幹糸も4号を使っています。
スルメクラスが3杯乗っても切れませんので、耐久力は問題なしです。
イカフック
スッテと結ぶためのイカフックです。
ヨリ取り目的のため、小型スイベルがついているものを愛用しています。
直ブラ用ビーズ
直ブラは幹糸からハリスを数センチ出してイカフックをつけます。
幹糸から直接出す方法もありますが、手っ取り早いのは直ブラ用ビーズをかませることです。
スッテ留めビーズ
直結仕掛けの交換をしやすくするためのビーズになります。
ささきは内径1mmのビーズを使っていますが、4号の八の字結びだと抜けてしまいます。
4号の場合0.8mm程度、5号以上を使うなら0.8mmか1.1mm程度がよいと考えます。
エア抜き
直ブラ仕掛けのビーズを詰めるために使います。
マルイカ仕掛けの自作方法①~直結仕掛け~
では直結仕掛けの作り方です。
手順①:枝間+10㎝程度ハリスを切る
まずは幹糸を切ります。
スイベルに結束・八の字結びをする際に短くなるため、調整用として+10cmとっています。
手順②:イカフックを結ぶ
イカフックと幹糸を結束します。
ささきは難しい結びをせず、八の字結びで結んでおります。
八の字結びでも抜けたことはないので安心です。
手順③:ビーズを結束
ビーズに幹糸を折り返して通します。
そのうえで端の糸を八の字結びでコブを作ります。
ささきの使う幹糸4号ビーズ内径1mmだと、端の糸でコブを作っただけでは抜けてしまいます。
そのため、端の糸を二重にして大きさを出し、コブが抜けないように対策をしています。
手順④:確認
実際にスッテのカンナに引っ掛け、コブが抜けないか・緩いところがないかなどを確認します。
手順⑤:完成!
仕掛け巻きに巻いて完成です。
直結仕掛けは慣れれば1組(5本分)10分もかからず作ることができます。
マルイカ仕掛けの自作方法②~直ブラ仕掛け~
次は直ブラ仕掛けの作り方をまとめます。
手順①:必要分幹糸をカットする
直ブラは直結と違い、仕掛け全体が繋がっています。
そのため最初に仕掛け分幹糸を切る必要があります。
例えば5本直ブラの場合720㎝が仕掛けの全長になります。
しかしコブを作ったり、スイベルに結んだりする長さがあるので、+2,30㎝=750cmで幹糸をカットしましょう。
手順②:オモリのスナップをつける
ささきは下側から作ります。
まずはオモリのスナップを結びます。
八の字結びで問題ないです。
手順③:直ブラ用ビーズを結束
スッテを出したい位置で、八の字結びコブを作ります。
そのうえで直ブラ用ビーズを通し再度八の字結びで固定します。
固定の際、エア抜きを使ってコブの位置を寄せると隙間ができにくいです。
あまりきつく締めすぎるとビーズが回らないので、適度でOKです。
エア抜きがない場合は爪楊枝などで代用できます。
手順④:枝スを出す
枝スを出します。
ささきは枝スも幹糸と同じ太さにして、八の字結びで結束しています。
手順⑤:完成!
仕掛け巻きに巻いて完成です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
難しいように思えるマルイカ仕掛けの自作も、意外と簡単にできるものです。
取り込みバラシを減らせるかもしれない自作仕掛け、是非作ってみてください。