マルイカの代用ロッドとしてよく挙げられるのが、カワハギ竿・アジ竿・フグ竿などです。
これらのロッドは代用として使えるのでしょうか。
今回はマルイカロッドの代用ロッドについて書いてみようと思います。
マルイカのロッドの特徴とは
まずはマルイカロッドの特徴についてです。
マルイカのロッドは、150㎝程度・先調子の30-60号までのオモリ負荷に対応しています。
また小さいアタリが出る柔軟な穂先・ノリ感が分かる穂持ち~バットを備えています。
詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
マルイカの代用ロッドはあるのか
大前提、マルイカに代用ロッドはオススメしません。
やはり繊細な触りを取れる穂先・しっかりとイカを掛けられ、ノリ感を判別できる穂持ち~バッドを備えているのは専用竿となります。
ただし、全くないわけではありません。
次からは代用可能と考えるロッドについてまとめてみました。
代用可能な状況とロッド
40m未満の水深および40号以下を使う状況であれば、代用可能なロッドはある程度出てきます。
可能ロッド①:ライトアジ竿
ライトアジ竿については、オモリ負荷的には5,60号まで耐えられる竿が多いです。
よって深場(5,60号利用)のマルイカまで対応可能です。
ただし、アジ竿のため7:3程度の調子が多く、ゼロテンでのアタリが見えにくいと思われます。
宙での釣りでしたら見える幅も広がると考えますので、ご自身の竿の調子に合わせ釣り方を選択いただければと思います。
可能ロッド②:カワハギ竿
柔らかいカワハギロッドはマルイカ竿と似たものが多いです。
オモリ30号を使う浅場のマルイカでは流用可能でしょう。
ただし、マルイカ竿のような柔軟な穂先はなく、触り・アタリは見えにくくはなってしまいます。
アタリ3割・ノリ感7割といった形での釣りになると思われます。
またカワハギ竿はオモリ負荷30号までを想定して作られているものが大半です。
40号以上のオモリや深場での使用は破損に繋がりますので控えたほうが無難です。
可能ロッド③:フグ竿
フグ竿は穂先が繊細でオモリ負荷40号程度までを背負えるため、浅場のマルイカに使えます。
葉山エリアの名人は、フグ竿を好んで使う方もいらっしゃると聞いたことがあります。
注意点として、湾フグ竿はオモリ負荷的に適しません。
カットウフグの竿を利用するようお願いします。
可能ロッド④:ゲームロッド
対象魚を決めていないゲームロッドも流用可能な竿に入ります。
特にオモリ負荷40~60号まで、先調子で穂持ち~バットが硬めの竿であれば問題なく使えます。
注意点として、7:3~6:4といった柔らかい調子の竿となると、ノリ感が分からないことが多く、最悪の場合オマツリを誘発する可能性もあります。
まとめ
いかがでしょうか。
マルイカのロッドは状況を限定しての流用が可能です。
とはいえ、はやり欠点もあるもの、もしマルイカをしっかり楽しみたいのでしたら、低価格のもので構わないので専用竿を購入することをオススメします。