シマノ”バイオインパクトマルイカ”のインプレ。使用者だから分かる感覚とは?

インプレ
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2023年、シマノから発売されたマルイカロッドのフラッグシップモデル”バイオインパクトマルイカ”。
今回はそんな中でも82SS155のインプレを書いてみます。
1シーズン使い倒した(計41釣行)感覚をまとめてみますので参考にしてみてください。

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シマノ・バイオインパクトマルイカ82SS155とは?

シマノの船竿の中でフラッグシップモデル格のバイオインパクトシリーズ。
そんなバイオインパクトマルイカが23年モデルチェンジしました。

バイオインパクトマルイカ82SS155のスペックは

バイオインパクトマルイカのスペックについては以下の通りです。

品番全長(m)継数(本)仕舞寸法(cm)自重(g)錘負荷(号)
82SS1551.552119.79510~60
82S1601.60116010310~80
73 1451.4511459610~80
出展:シマノ公式HP

バイオインパクトマルイカには73 145、82SS155、82S160と3タイプありますが今回は82SS155についてです。

82SS155の特徴は?使っているから分かる感覚を!

ではここから、実際に使用者であるささきだからわかる使用感から、82SS155の特徴をまとめてみます。

まずはロッドの曲がりの確認

82SS155はいわゆるゼロテンロッドといえる調子です。
穂先が曲がりこみ、穂持ち~バッドはある程度の硬さがあるため繊細なアタリも出つつノリ感もバッチリ取れているバランスの良さがあります。

これがフルテンションを掛けた時の穂先部分の曲がりになります。
非常に綺麗に曲がっているのがお分かりかと思います。

そしてこちらがゼロテンポジションです。
ささきはゼロテンロッドでも穂先を曲げこむ使い方をするため、このくらい曲げて使います。

操作性が抜群!~フロントトリガー~

マルイカロッドにはリアランサーに次いで搭載されたフロントトリガーですが、これが非常に役に立っています。
写真のように、人差し指を当てることでタタキ・ゼロテン・合わせ全てにおいて操作性・安定性を向上させています

こちらをご覧ください。
細かなタタキ・激しめの合わせ・回収を行ってもブレがない操作性がお分かりかと思います。
マルイカ釣りにおいて、このフロントトリガーはかなりの役に立ってくれています。

ノリ感がバッチリ~ハイパワーX~

マルイカロッドにおいて、一番大切だと思うノリ感についてです。

どうしても柔らかい調子のためノリ感が損なわれるかと思っていました。
が、全くそんなことはありません。

水深100mのこのサイズのマルイカも、自信をもって”乗っている”といえます。
特に合わせた瞬間に判断が効くので、リールを巻きながらいる/いないを判断する時間ロスがなくなります。

これは、柔軟な穂先に加え、穂持ち~バッドにかけての硬さがあるため表現できているものです。

巻き込みにも強いぞ~タフテックα~

マルイカはどうしても穂先の破損イメージがついて回ります。
まして柔軟な穂先だと・・・

と思っていましたが、この穂先、折れる気がしません
以前お隣の方が投入時に穂先絡みをしてしまい、穂先が360度グルっとなる巻き込みをしていました。
が、破損することなく釣りを継続できていました。

また万が一があったとしても、この竿は穂先のみ交換できるため安心です。

どんな状況に強い??苦手??

計41釣行で、釣果7~59杯のマルイカを釣ってきました。
そこで、この竿の強いシチュエーション・苦手なシチュエーションもある程度分かってきたのでまとめます。

ある程度~高状況のイカには無類の強さがある

これは自信を持って言えます。
イカの状況がある程度いい(竿頭20杯前後以上)の時は、非常に強いです。

まず触りがハッキリ・明確に出ます。
またしっかりした穂持ち~バッドがあるため、合わせが効きやすいです。

事実、この竿を使うようになってから、イカがびよーんと上がってくることがほぼなくなりました。
つまり一番いい位置に掛けられる当たりが見え・掛けられているということです。

強風下でもアタリが取れる!

一般的にゼロテン調子のロッドは強風が苦手です。
ただ、このロッドは風があっても強いです。

ささきのゼロテンは穂先をかなり張り込んで作ります。
添付の曲がりよりも張り込むときもあるくらいです。

つまり、風の影響を受けにくくなりマルイカのアタリだけをとることができるようになるのです。

状況によっては工夫が必要

逆に竿頭10~15杯程度の渋めの時は工夫が必要です。

渋い状況の時は、総じてイカの抱きが弱く、アタリが出にくくなります。
柔らかいといっても素材はカーボンのため、曲がり代を残して弱いアタリをしっかり表現させることが重要になります。

総評~この竿、かなりいいです♡~

お世辞抜きに、この竿かなりいいです。
水深100mでもしっかりとしたアタリ・ノリ感が出ますし、キレのいい操作性もあります。

苦手な状況も操作次第でクリアできるため、現時点で試せている(水深40m~110m)シチュエーションでは非常に万能な1本だと思われます。

値段こそやや張りますが、間違えない、かつ幅広い状況に対応できるため初めの1本にもなりますし、ステップアップの1本にも非常にオススメできます。

いかがでしたでしょうか。
ロッド選びの参考にこの記事がなりましたら幸いです。

バイオインパクトマルイカを使った動画はコチラもご覧ください。

バイオインパクトマルイカに合わせるならこのリールがオススメです。

マルイカロッドに大事なものは?

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